モンテッソーリ教育について興味はあるけど難しそうだと思っている方にお得な情報です!
この記事を読むだけで、たった5分でモンテッソーリ教育について大まかな知識が身につきます
僕は2児(0歳と2歳)のパパ
医療専門職で療育の経験もあり
この記事では、
- モンテッソーリ教育が世界中で支持される理由
- モンテッソーリ教育の考え方や内容について
をそれぞれ分かりやすく解説しています
- 子どもは何でも自分で出来る力を持って生まれてくるから、子ども主体で自由に行動できる環境が大切
- 大人はその環境を整える『援助者』でなければならない
- 良いサイクルで子どもの自己肯定感が芽生える
良いサイクル
- 興味関心をもって様々な物事に挑戦する
- 自分で選択することができる
- 活動に集中することができる
- 満足感や達成感を得られる
- 能力が身につく
- 自己肯定感が芽生える
モンテッソーリ教育の背景とともに
それぞれ分かりやすく解説していきます
モンテッソーリ教育が世界中で支持される理由
決して特別な教育法ではない
モンテッソーリ教育は決して特別なことではない!
誰もが考え方さえ知っていればすぐに実践できて、確実に育児がやりやすくなります
有名な方であれば、将棋の藤井聡太棋士やAmazonの創設者ジェフ・ベゾス、マイクロソフト創設者ビル・ゲイツなどが実際にモンテッソーリ教育を受けられています
子どもには、自分を育てる力が備わっている
という「自己教育力」の存在がモンテッソーリ教育の前提となっています
モンテッソーリはこのような意見を主張しています
子どもはすべてのことができるように生まれてくるのです。もし、できないことがあるとすれば、物理的に不可能な環境にあるか、どうすればいいのか、やり方がわからないだけなのです
子どもは何だって自分出来るんだから、大人は子どもたちが自分一人で出来るようにお手伝いをしましょうということだね!
医師で教育家のマリアさん考案の教育法
モンテッソーリ教育は、医師であり教育家であったマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法です
精神病院で働いていたモンテッソーリは、牢屋のような保護施設で生活する障がいをもった子どもたちが食事が済むと床に這いつくばり、パンくずを集め、それを粘土のように指先を使って遊ぶ姿を目にしました
そこから幼児が感覚的な刺激を求めることに気づき、独自の教育法で知的障がいがあっても知的水準を向上させる効果を実証しました
この結果を踏まえて、1907年に子どもが自分たちで何でもできるよう環境を整えた「子どもの家」を造り、後にそこでの教育法が【モンテッソーリ教育】と名付けられました
110年以上も昔の教育法なのに今でも世界中から支持されているなんて凄い!
自立していて他者に思いやりを持てることが目的
モンテッソーリ教育の目的は、
そのためモンテッソーリ教育では、子どもたちが自由に自発的な行動・活動に取り組むことが尊重されます
その際、周囲にいる大人には、子どもの好奇心を刺激するような魅力的な教具をそろえ、子どものしたいことが自由にできるように環境を整えていく『援助者』としての姿勢が求められます
基本的な考え方は子どもは何だって自分で出来るということ
モンテッソーリ教育は、医学、生物学、心理学といった幅広い学問の土台の上に成り立っています
子どもはすべてのことができるように生まれてくるのです。もし、できないことがあるとすれば、物理的に不可能な環境にあるか、どうすればいいのか、やり方がわからないだけなのです
モンテッソーリ教育の基本的な考え方は、子ども自身が持つ『自己教育力』とその力を存分に発揮できる『環境』、そしてその環境に関わるための方法を知ることが必要とされています
大人がすべきことは、何かを直接子どもに教え込むことではありません
子どもの発達がどのような形ですすんでいくかを知り、子どもを観察し、環境を整えることです
つまり、環境を整え、やり方さえ教えれば、子どもは何でも自分で出来る!ということだね
モンテッソーリ教育でよく使われる言葉として「Help me do it myself(自分でできるようになるのを手伝って)」があります
あくまで子どもが主体であり、大人は子どもをよく観察し、発達の段階にあわせて教具(モンテッソーリ教育で使用する教材のこと)を提示するなどのお手伝いをしていくという考えです
3つの基本思想
モンテッソーリ教育は3つの軸で成り立っています
- 自主性
- 敏感期
- 整えられた環境
自主性
モンテッソーリ教育では「自主性」が非常に重要視されています
子どもが身の回りのことを自分でできるようにさせることが大切です
子どもの自主性を尊重し、大人はそれに気づき手伝うことで、子どもの自立に繋げていきます
モンテッソーリが重要視している自主性とは、「子どもが主体となって自由に行動できること」です
この考え方は『魔の2歳児』イヤイヤ期を乗り切るためにも重要な考え方です
敏感期
子どもが何かに強く興味を持ち、集中して同じことを繰り返す、ある限定された時期のことを『敏感期』と呼びます
モンテッソーリ教育では何をやってみたくなるのかは子どもの発達段階によって異なると言われています
子どもの『イタズラ』に見える行動は、実は敏感期の表れということです
敏感期は大きく分けて以下の6つです
- 言語の敏感期
- 秩序の敏感期
- 感覚の敏感期
- 運動の敏感期
- 数の敏感期
- 文化の敏感期
モンテッソーリ教育には叱るという概念はありせん
イタズラに見える行動も叱るのではなく褒めるに変えることで子どもの成長につながります
なぜ叱らずに褒めるのか、叱らない・怒らないための方法はこちら
整えられた環境
モンテッソーリ教育は子どもの自主性が重要視されているとお伝えしました
大人の役割は子どもに知識を詰め込ませる、命令に従わせる、積極的にリードすることではありません
あくまでも子どもたちが自主性を発揮できる環境を整えることが役割なのです
子どもたちは自分で環境を選ぶことはできません
子どもたちの成長段階をまずは知り適切な環境を整えていくこと、何をいつ与えるのかそのタイミングをとても大切にする『適時教育』なのです
この環境が重要という話は食事場面でも同様です
子どもの偏食に対しても正しく環境を整えることで改善につながります
6つの発達段階『敏感期』
言語の敏感期
- 6ヶ月の乳児期~3歳半:話しことばの敏感期
- 3歳半~5歳半:文字に対する敏感期
言語には「話しことば」と「文字ことば」の2つがあります
- 3歳になるまでに母国語の基本をほぼすべて習得
- 聞くこと・話すことが楽しくてしょうがない時期
- 文字ことばに対する興味や関心を持ち始める
言葉の発達を理解することが、子どもたちと上手にコミュニケーションを取り、言葉の成長を促す近道
秩序の敏感期
・6ヶ月~4歳
順番、場所、習慣などに強くこだわります
何もわからずに生まれてきた赤ちゃんは、世の中の仕組みを秩序付けて理解していきます
なので、秩序が乱れると途端に不機嫌になる
イヤイヤに原因の一つはこの秩序の敏感期だからかもしれません
感覚の敏感期
- 0歳~3歳:感覚的印象の探求、溜め込み
- 3歳~6歳:感覚的印象の整理、分類、秩序化
3歳前後から五感が洗練されます
溜め込んだ感覚を頭の引き出しの中に分類・整理してしまっていきます
運動の敏感期
- 0歳~3歳:運動機能の発達
- 3歳~6歳:洗練、調整された運動
生活に必要な運動能力を獲得します
3歳までは歩く・座る・持つ・運ぶなどの大きい動作を対象とし、6歳までは動きをより洗練されたものへと調整していきます
思い通り体を動かせることに喜びを感じる時期なので、その行動がイタズラに見えるかもしれません
成功体験が積み重なるように大人は見守りましょう
数の敏感期
・3歳~6歳
自分の年齢にこだわりを見せたり、お風呂の中で数を数えたり、生活の中で見出されます。
文化の敏感期
・4歳~9歳
社会性が芽生え異文化も理解し始めます
朝晩のあいさつや、季節や年中行事などにも興味を持つようになります
子どもが自発的に学ぶための教具
子どもが自発的に学んでいくための教材のこと
子どもの発達段階に合わせてサイズや素材などを考慮して作られている
教具は材質や色彩、重さにこだわることで子どもの興味を惹きつけるだけでなく、五感を刺激するようになっています
モンテッソーリ教育の教具は市販のものもあれば、状況に応じて手作りもできます
手作りする際も、子どもが手に取りやすいような形状にするなど工夫しましょう
まとめ
モンテッソーリ教育は子どもの自主性が重要です
これは決して難しいことではありません
特別な教育機関でないとできない事でもありません
この考え方さえ知っていれば
家庭での子育てでも十分に活用できる内容です
あとは本気になって子どもたちのために親が実践するかどうかです
実践することで子どもたちの中に良い循環が生まれることは間違いありません
- 興味関心を持って様々な物事に挑戦する
- 自分で選択することができる
- 活動に集中することができる
- 満足感や達成感を得られる
- 能力が身につく
- 自己肯定感が高まる
この記事を最後まで読んでくださったということはモンテッソーリ教育について本気で考えている証拠
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それでは、
またね。
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