子育て費用は大卒までで3,000万円⁉︎不安にならない考え方

2023年9月6日

子どもが生まれると出費は増えます

物価も上昇している昨今、給料が増えるわけでもないから、今後のことを考えたら不安になりますよね

その不安を解消するための答えが

子育てには何にいくらかかるのかを理解する

内閣府からのデータによると教育費と養育費を合わせて大学卒業までに
教育費(公立)+養育費＝2,732万7,621円
教育費(私立)+養育費＝4,097万2,369円
くらいがかかる計算となっています

ゆっち

我が家も2人目の子どもが産まれて、将来子どものためにいくら用意してあげられるのかすごく不安になりました

何にお金がかかるのかをちゃんと理解していないから、漠然と不安感だけが押し寄せてくるのです

子ども1人に3,000万円がかかります！

って言われると多くの人が、そんなお金用意できるかなって不安になるはずです。

ではこれならどうでしょうか？

子ども1人にかかるお金は毎月6〜9万円くらいです(食費等込みで)。

さっきよりもハードルが下がった気がしませんか

POINT

何にいくらお金がかかるのかをちゃんと理解していると正しい考え方ができる

どう備えれば良いかが分かれば不安な気持ちが軽減される

それでは、内閣府が出しているデータを元に詳しく子育てにかかる費用について確認していきましょう！

【PR】＼無料相談実施中／

学資保険に興味がある方はこちら

この記事の目次

子育て費用はいくらかかる？
おわりに

子育て費用はいくらかかる？

教育費と療育費に分けて考えよう

子育ての費用は大きく2つに分けられます。

教育費:学校で学ぶためにかかる費用
療育費:日常生活を送るうえでかかる費用

	費目	具体的な内容例
養育費	衣類・服飾雑貨費	衣類,靴,かばん,身の回りの品　等
	食費	家庭内での食事代,外食費,おやつ　等
	生活用品費	生活消耗品,文具,本,玩具　等
	医療費	保健・医療機関窓口での支払額・交通費医薬品類
	保育費	保育所・幼稚園等の費用、一時保育料、学童保育費
	子どもの携帯電話料金
	おこづかい
	お祝い行事関係費	お祝い費,誕生日祝い,季節行事　等
	子どものための預貯金・保険	預貯金、各種保険
	レジャー・旅行費	子どもとの日帰りレジャー,宿泊を伴う旅行費
教育費	学校教育費	学費,給食費,通学交通費　等
	学校外教育費	家庭内学習用品費,学習塾費　等
	学校外活動費	学習塾以外の習い事の月謝,用具　等

教育費はある程度決まった金額の支出になるのでいくら備えれば良いかが明確で分かりやすいです

療育費は各家庭で何にいくら使うかが違います
だからこそ、支出を抑えようと思えば自分たちでコントロールすることができるお金なのです

教育費について

小学校から大学までの教育費は以下のようになっております。

	公立 (在学中総額)	私立 (在学中総額)
小学校	211万5,396円	1000万1,694円
中学校	161万6,397円	430万9,059円
高等学校	153万8,913円	316万3,332円
大学	242万5,200円	386万6,569円
総計	769万5,906円	2,134万654円

※小学校～高等学校は学校教育費、学校給食費、学校外活動費
※大学は国立大学の授業料のみ
出典：文部科学省「平成30年度学校基本統計（学校基本調査報告書）」
出典：文部科学省「国公私立大学の授業料等の推移」

総額だけ見ると

学費だけで2000万円なんて払えねーよ！

って言う声が聞こえてきそうですね

大丈夫です。これまでに多くの家庭でその金額を払えてきたのですから

でも不安な気持ちが強いと思うので見方を変えてみましょう

スクロールできます

	公立			私立
	1か月当たり総額	1年当たり総額	在学中総額	1か月当たり総額	1年当たり総額	在学中総額
小学校	2万9,380円	35万2,566円	211万5,396円	13万8,912円	166万6,949円	1,000万1,694円
中学校	4万4,900円	53万8,799円	161万6,397円	11万9,696円	143万6,353円	430万9,059円
高等学校	4万2,7476円	51万2,971円	153万8,913円	8万7,870円	105万4,444円	316万3,332円
大学	4万4,650円	53万5,800円	242万5,200円	7万5,345円	90万4,146円	386万6,569円
総計			769万5,906円			2,134万654円

大きい金額を年額に細分化してみると、かなり現実的な金額に見えてきましたね

学費は1か月ごとに払うわけではないのであくまで目安ですが、公立であれば一年間でこの金額はボーナスや預貯金等で支払える気がしますよね

COMMENT

公立か私立かで費用に大きく差がでます

どちらをどのタイミングで選択するかは各家庭で考え方が異なるところかと思います

僕個人としては、
『私立のここじゃなきゃ〇〇を学べないからどうしても私立に行きたいんだ！』
という強い思いが子どもにない限りは、金銭面のことを考えても公立一択です

学校で学ぶ以外の子どもの興味だったり、家族の時間などにもっとお金をかけることのほうが有意義だと感じるからです。

養育費について

未就学児から大学までの養育費は以下のようになっています。

	年数	総額
未就園児	3	244万8,423円
幼稚園児	3	244万8,423円
小学生	6	508万3,350円
中学生	3	292万6,695円
高校生	3	292万6,695円
大学生	4	281万8,800円
合計		1963万1,715円

※高校生のデータはなかったため、中学生の数字を当て込み
※現在(R5.4)は幼稚園・保育所・認定こども園等を利用する3歳から5歳までの全ての子どもたちの利用料が無償化。そのデータが反映されておらず、実際3〜5歳の保育費は安くなる
出典：内閣府「インターネットによる子育て費用に関する調査報告書」
出典：独立行政法人日本学生支援機構「平成30年度学生生活調査」

この費用も総額だけでは苦しい数字に見えてしまうので許容できる値まで細分化しましょう。

スクロールできます

	1か月当たりの総額	年間養育費	年数	総額
未就園児	6万8,012円	81万6,141円	3	244万8,423円
幼稚園児	9万5,215円	114万2,584円	3	342万7,752円
小学生	7万602円	84万7,225円	6	508万3,350円
中学生	8万1,297円	97万5,565円	3	292万6,695円
高校生	8万1,297円	97万5,565円	3	292万6,695円
大学生	5万8,725円	70万4,700円	4	281万8,800円
合計				1963万1,715円

養育費は月々のお支払いなので、1か月あたりにすることで5～9万円と決して無理な金額ではなくなったのではないでしょうか

さらに、この一年間当たりの金額を細かく項目ごとに置き換えてみると

スクロールできます

	未就園児	保育所・幼稚園児	小学生	中学生
衣類・服飾雑貨費	6万8,754円	6万6,462円	6万8,970円	7万6,507円
食費		22万4,627円	27万8,294円	35万6,663円
生活用品費	14万9,425円	9万2,522円	8万3,419円	9万7,139円
医療費	1万1,867円	1万3,462円	2万1,791円	2万2,624円
保育費	6万2,790円	37万9,407円	1万9,268円	–
子どもの携帯電話料金	21円	127円	3,823円	2万3,453円
おこづかい	487円	1,318円	9,605円	3万9,022円
お祝い行事関係費	5万9,882円	4万1,066円	3万1,974円	3万3,539円
子どものための預貯金・保険	19万9,402円	18万7,212円	16万3,037円	17万9,910円
レジャー・旅行費	9万7,127円	13万6,383円	16万7,044円	14万6,710円
学校教育費	–	–	10万5,242円	27万4,109円
学校外教育費	1万5,635円	3万784円	10万6,089円	24万8,556円
学校外活動費	1万1,449円	4万3,179円	9万4,985円	5万7,337円
子育て費用総額	84万3,225円	121万6,547円	115万3,541円	155万5,567円